私のヒーローの話
MUSIC BLOODという田中圭くんと千葉雄大くんがMCの音楽番組で、ゲストのSHISHAMOが影響を受けたアーティストとして、BUMP OF CHICKENを挙げていて。
たくさんBUMPのライブ映像が流れた。
私はBUMP OF CHICKENが大好きだ。
「ダイヤモンド」という曲に助けられた。
それ以来、私にとってBUMPはヒーローのような存在なのだ。
正直、チャマの報道(文〇砲に遭った)があってから、以前のように純粋な気持ちで4人のライブを観ることが今後できるのか不安で。
楽曲に罪はない。
でも、どうしても頭には報道のことが浮かぶ。
復帰のニュースも手放しに「おかえり!やったー!」なんて喜べなかった。
もちろん、辞めて欲しいわけでもないし、BUMPのベースはチャマ以外には考えられないのだけど。
MUSICAのライター、鹿野さんがTwitterでBUMPの藤くんのインタビューが掲載されているMUSICAの在庫が少なくなってきた、というツイートを見て、買おうか迷っていたけど売り切れる前に、と思って買って読んだ。
それを事前に読んでいたからか、何も考えずに、テレビから流れてきたライブ映像を観ることができて。
やっぱりBUMPのこと大好きだし、紹介されていたラフ・メイカーもダンデライオンもめちゃくちゃ名曲なのは変わりない。
MUSICAのインタビューの中で、藤くんの
「俺が歌を書くのであれば、それぞれがそれぞれでしかない、そこで精一杯生きるんだっていうヤツらに向けてのもの」
という言葉に、私がBUMPを好きだと思う理由全てが凝縮されている。
負けんな!とか頑張れ!!とか、全力で背中を押してくれるのとはまた違う、そっとそばに寄り添っていてくれるような励まし方というか。
泣かないで、じゃなくて、泣いてもいいんだよ、という優しさ。
そういうところが、BUMPの好きなところ。
報道された事実は消えないけど、許すとか許さないとかそういうことじゃないんだよな。
どうしたって4人のBUMPが好きだし、これからも応援するし、いろんな覚悟を決めて復帰を選んだチャマを観ていくことしか、私の中に選択肢はないのである。
そして、番組内で紹介されていた「ダンデライオン」。
サバンナで嫌われ者だったライオンが、吊り橋の向こうで出会ったある物に心を開き、土産に石を持って会いに行く途中、吊り橋が落ちて谷底に落ちて亡くなってしまう。けれど、季節は巡って、春になって、谷底にはライオンの姿によく似た「タンポポ」が咲き誇っていた、というストーリーの歌詞。
歌詞のストーリーももちろん、そのネーミングの意味も含めて、私も大好きな1曲。
圭くんが、ライオンが亡くなるという展開を聞いて「やだっ!」と駄々こねたのが可愛すぎた😂